アイドル様の秘密【上】

「妹さんは何年生なんです?」

(妹じゃないし…)

「中学三年生です。

できれば子供っぽいものじゃなくて大人っぽいものを…」

(なに神塚笑顔で答えてるのよ…)

「かしこまりました。

ではこのような洋服はいかがですか?

紫の蝶が刺繍されてあり、大人っぽいですよ。」

「それは…「それがいい。ねぇねぇお兄ちゃん飛沙それがいーぃ」

飛沙は神塚に抱きつき言う。

「子供っぽくない…か?」

「お兄ちゃんはいつも

飛沙の気に入った物なら何でもいいって言うじゃん。

飛沙はこれがいーの!!」

「妹さんもそう言ってますし、どうですか?

黒もありますよ。」

店員が言う。

「じゃ、黒…「両方ほしーな!」

「飛沙さ…「お兄ちゃん今日は飛沙の日でしょ?」

「うっ…」

(やばい…飛沙さんの目が本気だ…)

「じゃぁ両方買おうか!

すいません着て帰ります。」

「お買い上げありがとうございます。1万675…「ダメダメ!!」

突然女性店員が会計をしている店員を止めた。

「店長?」