アイドル様の秘密【上】

「そう。もういいの。

それより今は…

蝶が心配だから。」

〝ゾクッ…〝

そういった飛沙の瞳は美しく黒く輝いていた。

「では…帰りますか?」

神塚が聞く。

「いいや。帰らない。だけど…

破れた服の代わりを買わなくちゃ。」

〝パサッ〝

「神塚?」

「そのままではお店に入れないので…」

「ありがと…」


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「いらっしゃいま…」

「飛沙さん、こんなのはどうですか?」

「どこの子供よ。」

「じゃぁじゃぁ、飛沙さんこれは!?」

「元、帰る?」

「嫌っす…」

「お、お客様なにをお探しでしょうか?///」

店員が声をかけてきた。

「あぁ、店員さん。

腕の刺…「腕の傷が隠れる位の半袖を探しているんです。」

「は、はい///

妹さんへですか?」

「え?えぇ…そんなもんです。」

神塚が笑顔で答える。