〝コンコン…〝 いつものように朝、私の部屋のドアが神塚によって叩かれる。 「飛沙さん、おはようございます。朝ですよ起きてください。」 長身で静かで大人の雰囲気を出す神塚。 そんな神塚を私は大好き。 兄の灰夜(はる)に相談できないことも神塚にだったら相談できる。 パパやママがいた頃だって一番信頼できたのは神塚だった。 怒られていた私をいつも慰めてくれたのも神塚だった。 喧嘩して家出をした時だって、必死に探してくれたのも神塚だった。 誰よりもそばで、誰よりも近くにいてくれた人。