アイドル様の秘密【上】

「相当の者だよ。」

飛沙はそういいコートを着た。

「どこへ?」

「情報収集。」

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「今日は人が多いですね。」

飛沙達が来た場所は池袋。

「いつものことでしょ。」

飛沙はそういい歩く。

「相当気にいったんすか?お嬢。」

「元、外でその呼び名はやめて。」

「スンマセン。」

「元都、外では飛沙さんと呼べ。」

「へぇーぃ。」

飛沙は黙って歩く。

二人は飛沙の後ろを歩いてく。

「嬢ちゃん一人?」

突然一人の男に声をかけられた飛沙。

動揺もせず怖がりもしない。

「こういう所はママに行っちゃだめって言われなかったのかい?」

もう一人の男が飛沙の顔を覗き込む。

しかし、顔色一つ変わらない飛沙。

「良い子だからお兄さん達と一緒に行こうか。」

一人の男が飛沙に触れたその時―――――

〝ダァンッッ!!!〝

物凄い音と共に一人の男が倒れこむ。

「おい…なにしてくれてんだ餓鬼。」

一人の男が飛沙に飛びかかる。

〝パシッ〝

「いけねぇな。手ぇ出しちゃ…」

神塚が男の手を掴み言う。

「あ゛ぁん??なんだてめぇ?」