そうしてキスをした。甘いキス。
しょっぱいキス。二つが交わっていた。
でも、それは今までに味わった事のないくらい幸せなキスだった。
キスしたあと、2人で照れ笑いをした。
「甘いな。」
「うん。りんご飴。食べたから。」
「相変わらす好きなのか。」
「うん。もっかい食べたい。」
「俺は美音菜を食いたい。」
「うるさい!ばか!」
「はいはい…じゃあ行くか。………ん。」
手を差し出した颯斗の手に自分の手を絡めた。
とてもとても大きく。久しぶりの感触だった。
そして、私達は人混みの中へとしっかり手を繋いで歩いていった。
