りんご飴


だから、浩平先輩には責任をもって欲しい。

あの子は、私たちにとっても大事な存在だから…。

そんな美音菜は鈍感でしかない。

あの子は、モテていることにすら気付いていない。

恋をしたことがなかった美音菜が中学に入って恋をした。

そう聞いたとき涙が出るほど嬉しかった。

安藤颯斗…

長身で、容姿端麗。性格もよく、モテていた。

Sたけど、美音菜だけには優しくて。

周りから見てもすぐわかった。両想いだって。

気づいてなかったのは本人たちだけ。