3人の太郎たちは、山の細道に、しょんぼりと腰を下ろしていました。 「ぼくたち、貧乏だ」 「きびだんごも、打ち出の小槌もない」 「あるのは、ワラが3本だけ」 そこへ、1匹のサルが、とぼとぼと歩いてきました。