三太郎物語

しかし、太郎たちは鬼退治を忘れたわけではありませんでした。

桃太郎は乙姫様に言いました。

「とても楽しい時間をありがとうございます」

金太郎も言いました。

「でも、おいらたち、鬼退治にいかなくてはなりません」

浦島太郎はことさら残念そうに、立ち上がりました。

「そろそろ地上にもどります」