光弘どうしたんだろ。
何かあったのかな。
連絡くらいしてきてくれても
いいのにどうして…。
「何泣いてんの」
「…ウソ。」
神社を出てすぐの曲がり角。
そこにいたのは陽平だった。
「一昨日帰ってきたところ。
時差ボケで辛くてさっきまで
寝ててさ。起きたら今日祭りだって
思い出して神社についたら
叶が1人で神社の前にいたから
ここで待ってた。」
「…どうして?」
「彼氏と待ち合わせなら悪いし、
でもその割りには顔が暗かったから
なんかあったのかなって思って
ここから見守ってた。」
「…おかえり」
「ただいま」
陽平の優しい笑顔を久しぶりに
みれてほっとした。
それと同時に涙が止まらなくなって
陽平の胸の中で泣いてしまった。
「光弘となんかあった?」
あたしはただ首を横に振るしか
できなくて彼氏がいるのに
違う男の胸の中で泣いてるのは
最低だと思いながらも
今は誰かに一緒にいて欲しくて
ただただ楽しみにしてたから
ショックでさみしくて
こみ上げてくる感情が抑えられなく
なってしまっていた。
