数日後光弘がこじらせた風邪を

治してやっと学校に来た。

「あ、光弘」

「叶愛久しぶり」

「もう大丈夫なの?」

「おぅ、もう平気」

久しぶりに光弘とまともに話せて

ほっとした。

ほんの少しいなかっただけなのに。


その日の放課後久しぶりに

光弘と2人で下校。

「あれ、光」

「あ、美華子」

「もう平気なの?」

「おぅ、おかげさまで。

見舞いとか本当ありがとな」

…見舞い?

「美華、お見舞いにいったの?」

「え?あぁ、家近所だから。たまたま

連絡もらった時風邪ひどかった時で

プリンとかゼリーとかもってきて

くれたんだ。」

「ごめん、あたしも何かもって行けば

よかったよね」

「そんなの気にするなよ」

美華は何も言わなくても

ちゃんとお見舞いとかもっていって

あたしは彼女として何も

してあげられてない…。