「別に最低だって思ってくれて
構わない。でも夏祭りの日、
叶愛が陽平に送られて帰ったのを
知って美華子をあいつに取られた時と
同じ気持ちになった。
それで気づいたんだ。俺はただ
あいつに復讐したかっただけじゃなくて
いつの間にか叶愛のことを本気で
好きになってたんだって。
始まりはまじで最低だと思う。
でも今は真剣に叶愛が好きだ。」
真剣な表情で告白された。
でもモヤモヤすることがありすぎて
その告白を信じていいのか
わからなくなってしまっていた。
「…どうして隠してたの?」
「幸せを壊したくなかった。
叶愛がいなくなるのが怖かった。」
「…文化祭の日、話して欲しかった。」
「…悪い。美華子とのこと知ったら
きっと陽平との繋がりもバレると
思ったし、そしたらきっと全部
バレると思った。」
「…」
そんなにあたしにばれたくなかった?
どうして?わかんないよ。
「俺今日はもうひとつ
言うことがあったから
会って話したかったんだ。」
「なに?」
大きな深呼吸をして光弘は
口を開いた。
「別れよ」
