き み だ け




家に帰って携帯を見ると

光弘からも修二くんからも

知夏からもたくさん連絡が来ていた。

不在着信は30件を超えていた。

ブーブーブー

"着信 光弘"

でないわけにはいかないよね。

「…もしもし」

『もしもし叶愛!?』

「…うん」

『よかったー…。』

今にも泣きそうな声だった。

そんなに心配しててくれたんだ。

「明日のことなんだけど」

『俺ちゃんと話すから。

近くの公園で30分でもいいから

会って話したい。』

「…あたしもちゃんと話聞きたい」

『じゃあまた明日連絡する』

本当は怖い。

ちゃんと話をしてくれるのか

わからない。光弘をもう一度

信じれるのかわからない。

不安だけが募っていった。