「で、高校入ってもずっと叶のことが
気になってて知夏ちゃんから聞いたら
まだ俺のこと引きずってるって
言われてさ。ちょうど俺はその時
もう彼氏代理はいいって言われたんだ。
これで光弘と美華子が付き合えれば
俺もちゃんと叶に謝って復縁したいと
思ってたんだけど、
光弘がそうじゃなかった。
もう美華子のことは吹っ切ってて
新しい恋をしようとしてた。
俺に美華子を幸せにしてやってくれ
って言って美華子とは本当の友達に
戻ってしまった。美華子は結構
ひどく後悔しててさ。
どうにもならない感じで
毎日泣いてたんだ。だから俺は
本当の彼氏になって傷ついた美華子の
そばにいてやりたいと思った。
それが俺と美華子の始まり。」
全然知らなかった。
そんなことがあったなんて…。
「でも叶のこともほっとけなくて
光弘に頼んだ。同じクラスにいる
小島叶愛と仲良くなって、
付き合うとかじゃなくてただ
辛い時話を聞いてやったり
そばにいて支えてやれる友達に
なってやって欲しいって。
俺のことを吹っ切れてなくて
辛い想いをさせてるから
そばにいて傷を癒してやって
また新しい恋を始められる勇気を
やってくれってそういったら
あいつはすぐに了承してくれた。
だからテスト週間の土曜日、
光弘は図書館のいつもの席に座ってた。
テスト最終日水族館に光弘が
行ったんだ。」
全部全部陽平があたしのことを
思ってしてくれてたことだったの?
あたし…勘違いしてた。
陽平と光弘2人がぐるになって
あたしのことをはめたんだと
思い込んでた。
