「俺と光弘と美華子は同じ塾だった。
光弘は美華子のことが好きで
美華子も光弘のことが好きだった。
でも美華子は友達とのことがあって
光弘とは付き合えなかった。
本当のことは光弘に言わないで
俺と付き合ってることに
してほしいって言われたんだ。
光弘は本当のことを知らなかったから
俺のことを恨んでた。
そのまま先に受験が終わった
光弘は塾辞めちまったんだ。」
それが光弘と陽平の関係の
始まりなのかな。
「でも俺にはずっと好きな奴がいた。
中学3年間ずっと好きで中学3年の時
やっと付き合えた。でも俺には
勉強があったし全然相手してやれなくて
寂しい思いをさせてしまうし
美華子に彼氏代理も頼まれてたし
そんな中途半端じゃきっと幸せに
してやれないと思って
俺は別れることを選んだ。」
…それってあたしのこと
だよね。
「ここまでで質問は?」
からかったような微笑みで
あたしの顔を覗き込む。
「…今の話はあたし?」
「当たり前。ごめんな、別れた理由
あの時ははっきり言わなくて。」
「嫌われたのかと思ってたから
今しれてよかったよ。」
ニコッと微笑んでくれてまた
続きを話し始めてくれた。
