き み だ け




「ここは?」

「俺の家」

「どうして」

「急にぶっ倒れるから

びっくりしてとりあえず病院に

連れて行こうかと思ったけど

救急車呼ぶのも大げさだし

かといって病院までは遠いし

叶の家に送って行こうかと

思ったけど飛び出してきた

みたいだから俺の家に

連れて帰ってきた。」

わざわざ連れて

帰ってきてくれたんだ。

「雪の中傘も差さずに

飛び出してくるほど

何があったんだよ。」

「…陽平。光弘との関係教えて」

「わかった。その前に熱計って」

体温計を渡された。

「37.5」

「まだ熱あるな。寝とけ。

熱さまし取ってくるから

待ってて」

しばらくして熱さましを

おでこにはってもらった。

「ありがと。ごめんね」

「いいから気にすんな」

「教えてくれる?」

「どこまで聞いたかわからないけど

初めから全部話す?」

「うん。…聞いてもいい?」

「いいよ。」

陽平はあたしの寝ているベッドの

隣に腰を下ろした。