き み だ け



そしてパーティ当日。

朝から知夏とケーキと

サラダを作ってチキンを焼いて

準備OK。

お昼になって光弘と修二くんが

やってきた。

「うわすげー。まじでうまそう」

「早く食べよーぜ」

4人でシャンメリーを

乾杯して料理を食べ始めた。

「すげーうまいな!

スープもうまい」

「スープは弟が作ってくれたの」

ちょうど航太がリビングに

やってきた。

「あ、スープうまい。

ありがとう」

光弘が優しく航太に声を

かけてくれた。

「…どーも」

「ちょっと航太」

冷たい話し方でカップめんに

お湯を入れて部屋に戻った。

「ごめん、昨日からなんだか

様子が変で。」

「いや、大丈夫」

いったいどうしたんだろう。

航太がなんで光弘を嫌うのか

全然わからない。



「あ、そろそろ飲み物

なくなりそうだね。

ケーキの前にあたしそこの

コンビニで飲み物買ってくる」

「あ、俺も行こうか?」

「大丈夫だよ。すぐそこだし」

あたしは1人リビングを出た。

家をでてから携帯を忘れたことに

気が付いた。


とりあえず家に戻った。

「あれ、航太?」

リビングの扉のところで

立っている航太がいた。

「航太、どうしたの?」

声をかけるとすごい顔をした

航太が勢いよく扉を開けて

リビングに入った。

「どういうことだよ」

航太が光弘に怒鳴っている。

「ちょっと、航太どうしたの」

「叶愛…」

「え、みんなどうしたの?」

修二くんも知夏も光弘も

全然目を合わせようとしない。

「何か聞いた?」

「え、いや。今家でて携帯忘れたの

気づいたから戻ってきたところだけど」

「お前ら今話してたこと

聞かれてないからって

言わないつもりかよ」

航太が3人に思いっきり

怒鳴っている。