次の日ー

「叶愛!」

知夏が走ってやってきた。

「修二からこれ。光弘くんと少しずつ

出しあったからこれを買い出し費用に

してくれって。残りは私たちで払おう」

「助かるね。じゃあ買い物しよ!」

「明日何にする?」

「やっぱチキンかなー?」

「そーだね。叶愛の家のオーブンで

焼いちゃおっか」

「そーしよっか!

後はケーキとかだね!」

「手作りしようよ!」

「頑張っちゃおっか。

じゃあケーキとチキンとシャンメリーと

スープとパンでいいよね?」

「うん。明日は楽しみだね」

カートにいっぱいの

買い物をして

家に帰った。

「航太、帰ってるの?」

「なに」

「明日友達が来てパーティするんだけど

下準備手伝ってくれない?」

航太は料理がうまい。

「何作る気なの」

「チキンとケーキとスープと

サラダ。後はフランスパン切って

飲み物はシャンメリーって感じ」

「あ、そう。じゃあスープと

チキンの下準備はしてやるよ。

後は自分でやりな」

手際よく手伝い始めてくれた。