「光弘、修二くん」
あたしが実行委員で見回りを
している間に2人が
殴り合いで生徒指導になったことを
聞いて驚いた。
「大丈夫?どうしてこんな」
2人は全然目を合わせないし
傷は痛そうだし
知夏はすごく怒ってるし。
あたしは全然状況を把握できなかった。
「光弘、あたし聞きたいことがあるの」
少しずつ知らない過去を
知りたいと思うのは欲張りなのかな。
でも修二くんが言ってた言葉が
ひっかかるから。
「美華とはどういう関係なの?」
「…同じ中学」
それ以上は話してくれないのかな。
問い詰めたら嫌われる?
「私と光は両想いだった」
「…美華。」
教室の入り口に美華がいた。
「ごめん叶愛。後でゆっくり話すから
ここの2人ちょっとだけ貸して」
「あ、うん」
光弘と修二くんを連れて
美華が教室をでた。
「あの子、誰?」
「陽平の彼女の美華」
「綺麗な子ね。
陽平くんの留学止めなかったんだね」
確かにそうだ。
あたしが美華の立場なら
きっと行ってほしくない。
