しばらくして落ち着いて

実行委員の見回りまでは

時間もあるしお化け屋敷に

いく気にもなれなくて

あたしは1人渡り廊下で

外の風に触れていた。

「わっ」

後ろから修二くんに驚かされた。

「びっくりしたー。」

「なにサボってんの」

「サボってないよ」

「俺ちょうど今休憩なんだ。

暇つぶしでも付き合ってよ」

修二くんに誘われて8組の

カフェにいった。

「あ、いらっしゃいませ。

あれ、光じゃなくて修ちゃんじゃん。

久しぶりだね」

「あれ、ここ美華子のクラス?」

「そう。叶愛もう大丈夫?」

「あ、うん。ごめんね、さっきは」

「また後で話そ。とりあえず

お2人さん好きな席座って」

窓際の席に座って

クリームソーダを2つ頼んだ。

「修二くんと美華って知り合いなの?」

「あぁ、同じ中学なんだ」

「あ、そーなの?」

「光と俺と美華子は本当に

中学の頃仲が良かったんだ。

途中までだけど」

「途中まで?」

「光から何も聞いてね-の?」

「何かあったの?」

修二くんが真剣な顔をして

こっちを見た。