き み だ け



出店をたくさんまわって

写真を撮って笑い疲れるまで楽しんだ。

「はぁー、楽しかった」

「俺も笑い疲れた」

そういってあたしたち2人は

中庭のベンチに腰を下ろした。

「そろそろファイナリストの招集

かかる時間だな」

「あ、本当だね。」

「お互い頑張ろうな」

あたしは軽く頷いて2人で招集場所へ

向かった。



「では7時から後夜祭を始めます。

1時間はコンテストとなります。

アピールは5番目の人からに

なりますので考えておいてください。

また10分前になったら招集を

かけますのでよろしくお願いします。」

あたしからかぁー…

どーしよう。アピールって何すれば。

「俺らからだな」

「陽平、何言うか考えた?」

「そんな考えすぎんなって。

気楽に行けよ」

あたしは軽く頷いて

時間になるのを待った。