き み だ け



「えっ、うそ」

あたしはギリギリ5人目に

選ばれていた。

1番投票数が多かったのは美華だった。

男子は3人目に光弘、5人目に陽平が

選ばれていた。

「叶愛」

「あ、知夏」

「よかったじゃん!選ばれて」

「ありがと」

「私と修二の分まで頑張りなよ?

今日の後夜祭楽しみにしてるからね」

そうだ、後夜祭で簡単なアピールを

しないといけないんだ。どうしよう。

「叶」

「陽平」

「おめでとう、ファイナリスト」

「陽平もおめでとう」

「後夜祭のことでも考えて

緊張してるわけ?」

「そんなことないよ」

「ほら、行くぞ?最終日楽しまないと」

そういって陽平はあたしの手を掴んで

走り出した。