「じゃあ今から美華のとこに
行ってあげて。」
「うん。叶愛も陽平のとこにな」
そういって一緒に学校をでようと
した時携帯が鳴った。
"着信 陽平"
「もしもし」
『今光弘と一緒?』
「あ、うん。そうだけど」
『今すぐ中央病院行けって行って。』
「どうして」
『美華子が事故にあった』
「え!?美華が事故!?」
それを聞いた光弘は顔を青くした。
「光弘中央病院だって」
「わかった」
そういって光弘は走って行った。
『あ、でも事故って行っても
接触しただけでただのかすり傷程度
だからそんな心配しなくても』
「え、今光弘行っちゃったよ?」
『まぁいっか。ハハハ』
「てかどうして陽平に電話かかって
きたの?」
『なんかわかんねーけど
気を使ったんじゃねーか?光弘に』
美華、本当は光弘に連絡
してもらいたかっただろうけど
あたしに気を使ったのかな。
ごめんね、もう無理させないから。
