「大好き」って伝えたくて〜My last massage〜

今にも落ちそうなくらい顔を出して、叫んでいる女の子。


「大丈夫だよ!今から行くから!」


今から行くってまさか、そこから飛び降りないよね?

一瞬変な考えがよぎったけど、それは無かった。



ちょっとすると、さっきの女の子がスリッパのままこっちに走ってきた。


「あ、おねえちゃん!ゴホッ…ゴホッ」


私の元へ来るなり激しく咳き込んだ。

「大丈夫!?看護師さん呼ばなくちゃ…!」

私が慌てていこうとすると、女の子は

「ゴホッ大丈夫…すぐ治るから」


そう言って深く深呼吸した。