「大好き」って伝えたくて〜My last massage〜

もう、いっそのこと今死んじゃいたいよ。

ここで目を閉じて天国に行ってしまいたいよ…


そう思って私はそっと目を閉じた。


「ぁ!あーぁ…」

小さい子の叫び声で、目を開けた。
私の目の前には1枚の紙。


これは…お父さん…お母さん…そして1人の小さい女の子の絵かな?


多分この3人は家族で…


「おねえちゃーん!それ、持ってて!今行くからー!」


上を見ると可愛らしい女の子が窓から顔をだしてこっちを見ていた。


そう、このベンチは小児病棟の裏にある。


「わ!危ないよ!顔出しちゃだめだよ!」