私が倒れたのも、あの余命宣告も。


でも、全部現実だった。


私は病気で、余命は残り少ない。


「小山さーん!」


診察室に呼ばれた。


お母さんの手はちょっと震えていて。


私の心臓もトクトク音を立てていた。


主治医の先生の前に座って、ちょっとため息をついた。