「大好き」って伝えたくて〜My last massage〜

それから、尾川と話す機会はほとんどなく。


愛里と出会って。


自分は変わって、少し明るい性格になった。


愛里と出会え無かったら、私はずっと本だけを見て、本だけの世界に閉じこもって、そんな人生になっていたと思う。


だから、愛理は私の人生の恩人なんだ。


そして、私と、愛里と、尾川は同じ中学校に入った。


中学校に入っても尾川に対する気持ちは変わりなかった。


廊下や、体育館で、見た時は心臓がドキッとしたし、自分の顔が少し熱くなっているのも分かった。