愛里のお母さんの顔は真っ青で。


俺は見ていられなくなって、ぺこりとお辞儀おして、帰ろうとした。


すると、
「優くん…だっけ?
愛里から話を聞いたことがあったの。すごくすごく優しい人だって。
よかったら…愛里の側にいてあげてほしいの。愛里はあなたが大好きだから…」
と、愛里のお母さんが言った。


それから俺は2日間、愛里の手を握り、愛里の横で眠った。



結局愛里の意識が戻ったのはその3日後で。


俺はすぐ愛里に会いに行った。


なんだか、すこし疲れているようだったが、当たり前か、と思い最初は何も言わなかった。


でも、やっぱり愛里の様子が少しおかしかったような気がする。