2月1日。


私は準備をした。


彼に会うために。彼に伝えるために。


向かった先は…中央公園。

「佐々木?」
会いに来た彼の名前を呼んだ。


佐々木は無言で頷いた。


「佐々木、ありがと。」


まずこれを彼に伝えたかった。


恋というものを教えてくれたのは、彼だったから。


両思いという最高の恋を教えてくれてのも彼だった。


佐々木はだまってただ私の話を聞いていた。