「おはよう、亜友莉ちゃん!」
「おはようー愛里!」


亜友莉ちゃん、彼氏できてから余計可愛くなったなぁ。


ほんとに羨ましい。

「あ!」

いきなり亜友莉ちゃんが何かを思い出したように叫んだ。

「ど、どどうしたの!?」


なんだかすごく焦ってたから心配になった。


「愛里、結局あの日、どうなったの?
あの、佐々木に呼ばれた日!」


なんだ、それか。


「んー、まぁ…また言うね!」


とりあえず適当にごまかした。