私を捨てて彼女作ったよね。


廊下で会っても話しかけてもくれなかったよね。


私たちのあの日の小さな恋心だってもう忘れてるよね。



なのに。なのにどうして?


「俺、小山のこと、あの日から忘れたことなかったよ。それくらい小山が大好きなんだ。だから、小山は俺のこと、好きなのか不安で不安で…小山の気持ちを確かめたくて、あいつと….付き合った。」



え…



「俺が好きなのはあいつじゃなくていつも小山なんだ。」


トクン…トクン…
心臓が妙な音をたてる。


私はずっと君のことまってたのに。


君があの子と付き合ってからも少しの希望は胸にしまってあったのに。


ずるいよ…ずるすぎるよ…