「わ!ごめんね!優!」


急いで優から離れようとしたけど優が私を離さなかった。


「優…?」
「ごめん、ちょっとこうさせて?」



優、今あなたはどんな気持ちで私を抱きしめていますか?



なんで私みたいな人を優は愛してくれるんだろう。


優、ごめんね、ごめん。

こんな私でごめん。

私にはあなたを傷つけることしかできないんだ。



それから長い間私はただただ優の胸の中 で突っ立っていた。