あったかい、何よりもあったかかった。
でも、優…優しいよ。優は優しすぎるよ。


優も気付いてるよね。私の気持ち。わざと黙っててくれてるんだよね。



優の優しさを感じる度に胸がズキズキ痛む。



そのとき小石につまずいて、体制を崩してしまった。

「わ…っ!」

こける!と思ってぎゅっと目をつぶった。


でも、私は気づいたら優の胸の中にいた。