All Alone With you~あなたとふたりで~

「ほら!みんな待ってる。」



朔に手を握られて
ドキッとした。




「稚菜?」



『早く行こ!』




なんだろ?
このドキドキ…。



「いつか同じステージで
コラボしたいな!」



いつか朔と…。



朔?ごめん。
その願い叶いそうにない。



まだ理由は言えないけど…。


もしもその願いが叶うなら



『約束だよ!早く朔?
あたしに追いついて?
あたし待ってるから。』




「あぁ。約束だ…。」




きっと朔はこの時
気づいてたのかもしれない。