この時、神山という苗字に初めて感謝したかもしれない。

真ん中に行かなくて済んだ。



1年A組から、3年J組までがそれぞれ綺麗にならんだ。


ステージの左側にはパイプ椅子が7個出してあった。


誰のだろう、と思っていると生徒会メンバーは迷わずにそこへ行き、昴のとなりをあけて航平先輩、凛太郎先輩、満留先輩、飯沼、酒井の順でそれぞれ座った。


うわ。生徒会メンバーは、こんなに密集した中に座らなくてもいいのね。しかも、椅子なんて。羨ましいわ


なんて思いながらも床に座る。