桜の花びらがひらひらと舞い落ちてそれが風に乗ってにどこかに飛んでいく


そんな景色を教室の中から見ていた



今は古典の授業のでおばあちゃん先生がお経を呼んでるみたいに淡々と教科書を朗読している。


先生の声は頭の中には入ってこないで私をどんどん眠くさせる


__キーンコーンカー…__


授業が終るとみんな眠そうな目をこすっていた



『恋花ーお弁当食べよー』

「そうだね」

話しかけてきたのは親友の平野愛菜

『ねえ、恋花?古典の時間もしかして
相澤のこと思い出してた?なんか辛そうな顔してたよ?』

すごいよね。
親友はなんでもお見通しなんだ。