あの日以来瞬は私と目も会わせなくなった。


電話やメールをしても出てくれなかったり返信が来ることはなかった。


やっぱり聞いてはいけないことだったんだ。と心のなかで感じても、もう遅い。


大好きな相手から心を開かれなくなる瞬間はなんとも言えず辛いの一言だった。


本当は今ごろそんな話をしなければ普通に瞬と仲良くできていたのに。


花梨が心配そうに私のもとへやって来た。


「紀伊顔色悪いよ?今日は帰れば?」


そうしよう!と決断して荷物をまとめて帰る前に図書室へよった。


この図書室で瞬とであったんだっけ?


そう思っているだけで涙が出てきた。


瞬と今すぐ仲直りしたい。


大好きで大切で私にはなくてならない存在の瞬といたい。