「嫌だ。」


は?なんで?


「なんで?」


すると彼は私に顔を近づけていった。


「背届かないんでしょ?」


私はそう聞かれ思わずうなずいた。


「だったら条件がある。」


なんの条件だよ!と思わず突っ込みたくなる。


「え!?嫌ですよ!」


すると彼は笑いながら言った。


「このミステリーの本読みたくないの?」