だかしかし現実はそう甘くないもので届かない。


諦めず背伸びをするけどやはり届かない。


だんだんイライラしてきて。


「あー!もうなんでとれないのよ!」


といじける始末。高校二年生がこんなことで起こっていいのだろうか?


しかし今はそんなこと言っている場合ではない。


頑張って背伸びを続けて続けていると図書室の奥の方から男子の声が聞こえた。


「その本とりたいけどとれないの?」