本来なら喜ぶべきだ。本来なら。


本来というのは私にも彼がいてやっと花梨


にもできた場合のみだ。


あー。リアルに充実してたのに本当の意味でのリア充に花梨はなってしまった。


すると花梨は私を見て申し訳なさそうに言った。


「ごめん紀伊!彼氏つくらないなんて言ってたのに…。」


ちょっとまって。ここで私が花梨ー!見たいなノリで変なことをいったら花梨は傷つくそんなことはあってはならない。


私は決めた。喜ぼう!親友の幸せだもん!


「花梨良かったんじゃん!おめでとう!」


すると花梨は目に涙をためながら私を抱きしめた。


そして花梨が泣き止み話してくれた。


「じつは一ヶ月前から付き合ってたの。」


「え!?私があの本の話でめちゃくちゃ喜んでたときから?」


少しためらいがちに言われた。


「すごく楽しそうにはなしてたから言えなくて。」


あー。私花梨に気使わせてたんだ。


そして昼休み花梨は彼氏のところにいくかいかないか迷っていたから私はいった。