秘密の歌声


「私、豊永くんのことが、もっとたくさん知りたいの。」

「今じゃなくていいから、いつか話してもいいって思うときがきたら話してほしい。眼鏡のこととか...」

「、わかった。今は話せないけど、いつか荻原には話せると思う。」

「うん!ありがとう!その時まで、待っとく!」

ニコッと笑った。

「ありがとな。海、たのしもうな、荻原。」

「うん!豊永くん!」




その光景を、密かにみている人が、クスッと嘲笑うかのように笑った。

「ふーん。そう言うことね?荻原さん。」

二人はそれには気づいていなかった。