ドクン…ドクン… 心臓の高鳴りが抑えられない。 口から心臓出てきそうだよ… バン!! 運動場にピストルの爆音が鳴り響いた。 浜中さんが一生懸命走っている。 現在は…4位…か。 早くも武藤くんにバトンが繋がる。 1位だ。 内側に並び、武藤くんからのバトンを待っていたその時だった。 グリッ!! 「いっ…」 隣にきた誰かが私の足を踏んだ。 1位を狙う、青団のヤツだ。 その瞬間足に激痛が渡った。