「武藤くん?」

「荻原、どうしたの?」

「探し物してて...」

「ハハッ!!探し物はコレカナ?」

武藤くんはポケットからなにかを取り出した。

「あ、あたしの携帯!?」

「購買のとこに落ちてたよ」

ハイッと渡してくれる武藤くん。

「ありがとーーっ!」

よかったぁ


「なぁ、俺さー?荻原のこと好きなんだよ」

「...へ?」

一歩ずつ、一歩ずつ近づいてくる。