「泰雅~!おっは」

「んっ、心乃枝、おは」



私たちは幼馴染。
小さいころからいつも隣にいた。


いつもみたいに朝起きて、いつもみたいに泰雅に会って、いつもみたいに2人で登校する。
それがいつもの“普通”



高校1年生、6月。


もう、すっかり学校に馴染んでいた。



「っはよー」

「おはよ」


玄関で友達に会い、軽く挨拶をして教室に向かう。


泰雅とは同じクラス。



やっぱり。
ずっと。
いつも一緒。