今日は、勇くんと私の結婚式。
たくさんの招待客。皆さんを迎える準備

広い控え室で私は、ウェディングドレスを身に纏い心を落ち着かせていた。

ノックする音。ドアが開き
「彩!綺麗〜だね。!」
「由美!さくら!来てくれてありがとう」「何よ〜!もう〜!そんな顔して、
嬉しくて何だか涙が出ちゃうよ!」
「化粧とれるじゃん!」
3人で抱きしめあった。そこへ。
お兄ちゃんやお父さんお母さん達が
「彩‼︎ 綺麗ね!」「彩…。綺麗だ。」
「お父さん…。お母さん…。今迄育ててくれてありがとうございました。」
「幸せになります」そこへ
建お兄ちゃん‼︎
「よ〜く聞くんだ。約束だ!勇人が
泣かせたら、帰って来い!」
「変な事言わないの‼︎」
「勇人によ〜く言っておきます。」
と義父さんが苦笑い。
勇くんの義父さん義母さんそして、ハヤテ君
そんな騒がしい所に、「彩…。」
「勇くん?」
「じゃぁ、彩後でね」「うん」
「お父さん、ほら!建!お客様に挨拶!
行くわよ!」促され出て行った。
「私達も行きましょう!」義母さん達。
白いタキシードに淡いピンクのネクタイとポケットチーフ
すらっとした身長に整った顔立ち。

絵本から出て来た王子様。そんな
勇くん。
あまりの格好良さに
見惚れる私。
隣に立つ勇くんが
「彩…。綺麗だ。俺の…。彩。
キスしていい?」「口紅取れちゃうよ」
グイッと顎を持って、唇を重ねた。
舌がすべてをすくい取るようなキス。
「今夜が楽しみだ!なっ彩!」
「なっ!もう〜。」

メイクさんにお化粧を直してもらい、
式がはじまる。

静かに、扉の前に立つ、私とお父さん。

「勇人くんを信じて幸せになるんだぞ」
「はい」もうすでに、ウルウルの瞳
二人で選んだ大切な曲。

バージンロードを歩き勇くんの元へ

式はクライマックス。
「誓いのキスを…。」神父の合図。


ベールをあげ綺麗な瞳の勇くん。
優しく触れるようなキス。
そのまま皆に見せつけるように
長〜いキス!してやったりとニヤリ。
絶対、杉本くんに見せつけたんだ!!
確信犯!

割れんばかりの歓声と拍手が…。
そして私達は夫婦になった。