【完】ホントの気持ち



「中森さん大丈夫?」


伊藤君がこっちに来てくれた


「足、ひねっちゃったみたい」


しょうがない、歩くか


「本当はおぶってやりたいとこだけど、俺身長低いから…」


「気にしないで!私は歩くから」


私と伊藤君は山を歩いて降りていく


意外と歩くのも疲れるんだな〜…


「ん。せめて手だけでも」


伊藤君はそう言って手を差し出してきた


え?いいのかな?
でもなんか悪いよね…?