「涼ー!行ってくるから。明日になったらちゃんと学校行けよ」

「わかってる。」

バタン…。今日も父さんは行ってしまった。

「…おにいちゃん…?おとうさんは?」

「ん?また飲みに行っちまった。はぁ…早く飯食べようぜ?」

年少の妹、相川莉子と中2の俺、涼を置いて、父さんは毎日飲みに行く。