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翌日。

体育祭で負けたことはもう忘れていた。

そんなことより大事なこと・・があるから。

いやっほーーーー★




号令が終わって担任小山が教室を出て行った後あたしはすかさず追いかけた。


「小山ーーーー!!!!」

「・・・先生って呼べよ、小高。成績下げるぞ?」


小山は後ろを振り返って止まってくれた。

よし。


「成績なんてどーでも良いんですっ。席替えしますよね?」

「え?なんでいきなり」

「いきなりじゃないですって。先生、行事ごとに席替えするって・・」


そう。

あたしはこの日を待ちに待ってたんだから!

くじ運無いけど、気合で絶対っ龍也の隣になるって決めてたんだから。


「あー・・。そーいえば言ってたなあ」

「そーですよっ」



絶対席替えするんだからっ