「そうね。 私たち仕事が忙しくってロクに構ってあげれないし、鏡花もそれがいいわよね」 幼い鏡花にはその話が自分を捨てるための相談に聞こえた。 唯一、信頼していた両親に裏切られた気持ちだった。 しかしこの数日後、母は突然の発作により還らぬ人となった。 本当に突然だった。 予定は少しズレたがこのあと、鏡花は祖父母に預けられたのだ。 また闇が現れ鏡花を飲み込む。