「どうしたの?」 「けんか?」 「きょうかちゃんが、あのベンチにネコがいるっていうの」 女の子が指差したベンチを三人は見る。 「なにもいないね」 「ネコなんていないよ」 「うそ! いるでしょ、あそこにくろいネコが!」 鏡花の言葉に四人は静まり返る。 そして、その中の一人が呟いた。 『気味悪い』