ずぶ濡れになって帰ってきた鏡花は祖母に迎えられて家に入った。 祖母は心配したと涙を流してしまった。 祖父は鏡花を捜して雨の中外にでていたようで、鏡花が帰ってきてからしばらくして帰ってきた。 そして祖父は今までにない形相で鏡花に近づくと固い拳が鏡花の頭に落ちた。 「どれだけ心配したと思ってる!!」 鏡花は頭を押さえながら素直に謝った。